vol.14 ジグを動かすというコト


ジギングを初めて以来
いったいどれくらいジグを動かしてきただろう。
いったい何mのラインを巻き取ってきただろう。


ただの鉛の塊にすぎないジグというものは
動くことで命が吹き込まれる
そう思うことは
人間からすれば当前のことだろう


ただひたすら早巻きに徹したこともある。
ロッドに不似合いな大きなリールで
ガンガン巻いた。
魚はカウンターパンチのようにガツンと食ってきた。

長いロッドでロングジャーク
ベイトタックルでハイピッチショートジャーク

短いスピニングロッドでジャカジャカ巻き
1ピッチ、2ピッチ・・・

ギンバルジャーク
平戸ジャーク


様々なアクションが付けられ、
多くの新しい命が吹き込まれた。


しかし、だ。

ノーアクションという
アクションも存在する。
「ポーズ」を入れるってヤツだ。

小イカがベイトの場合
動きすぎるのはダメらしい。

激しい時には何秒も止める。

動かさないこと。
それがイカらしさの演出なのだ。

初めは信じられないことだったけれど、
これも1つの真実。


ジギングってまだまだ奥が深い。
そう感じた一コマだった。

動かさないなんて・・・
・・・楽でイイじゃん!


2008.4.26  22:24


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